事例紹介 Case study

大阪府営 服部緑地 タコのすべり台改修(1)
大阪府営 服部緑地 タコのすべり台改修(2)
大阪府営 服部緑地 タコのすべり台改修(3)
大阪府営 服部緑地 タコのすべり台改修(4)
大阪府営 服部緑地 タコのすべり台改修(5)
大阪府営 服部緑地 タコのすべり台改修(6)
大阪府営 服部緑地 石の山と幅広すべり台改修
大阪府営 服部緑地 幅広すべり台改修

大阪府営 服部緑地
タコのすべり台他 改修

高度造形モルタル工法改修の事例

第34回 都市公園等コンクール 材料・工法・施工部門
一般社団法人日本公園緑地協会会長賞受賞

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概要
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大阪を代表する公園である服部緑地。

大阪府営服部緑地とは、1941年(昭和16年)の防空緑地計画に由来する公園で、面積は約126.3ヘクタール(東京ドーム27個分)という広大な敷地を有する大阪四大緑地(服部,鶴見,久宝寺,大泉)のひとつです。
敷地内のこどもの楽園エリアにあるタコの遊具他コンクリート遊具は、竣工後およそ50年程が経ち、著しく劣化していた為、当初は撤去を予定していました。仮囲いをして周知したところ、住民より強く保存を要望された為、改修して長寿命化をすることとなりました。
将来も何世代へと渡り、地域のこども達に愛され続けることでしょう。

約半世紀に渡って親しまれていたタコの遊具などは、一度は撤去が決まっていましたが、住民からの強い要望により長寿命化に向けて改修を行いました。

北大阪地域の憩いの場として、多くの人々に利用されている服部緑地。 敷地面積は約126.3ヘクタールで、甲子園球場のおよそ33倍もあり、ゆるやかな起伏に富んだ園内には、竹やぶや松林のほか、10数個の池が点在しています。また、陸上競技場、乗馬センター、テニスコート、ウォーターランドなども揃い、野外音楽堂では頻繁にイベントやコンサートが開催されています。
こどもの楽園エリアにあるタコの遊具等コンクリート製遊具は、竣工後およそ50年が経ち、劣化が著しく、一度は撤去が決まっていたものの、住民からの強い要望に応え、長寿命化に向けて改修することとなりました。

服部緑地 園内マップ ※服部緑地ホームページより引用

タコのすべり台 改修前 Befor

タコのすべり台 改修後 After

改修にあたって配慮した点

  • 安全性への配慮
  • 造形遊具にもともと潜在する「遊びの価値」を鑑みつつ、長寿命化を検討。
  • 一般社団法人日本公園施設業協会の「遊具に関する安全規準JPFA-SP-S:2014」には、コンクリート遊具への明確な規準がない為、機械的に判断するのではなく、総合的に判断すること。
  • タコとしての意匠を壊さないこと。(踊り場は平らでないがよしとする、ガイドバーは設けない、など)

ワークフロー

Step1 現地調査
  • 浮きやクラック状況
  • 測量
  • 遊具規準と整合しているか。
Step2 図面の作成
  • 手書きの図面しか無かった為、測量データを元に、CAD図面を起こす。
Step3 改修計画
  • 劣化状況や遊具規準に出来るだけ沿う内容で、どういう改修を行うか計画を立ててご提案。その後、ご予算等に合わせて改修方法を決定する。
Step4 改修工事
  • 内部調査
  • 遊具の長寿命化に向けて、改修。
石の山すべり台 [改修前] Before

石の山すべり台 [改修前]

石の山すべり台 [改修後] After

石の山すべり台 [改修後]

幅広すべり台 [改修前] Before

幅広すべり台 [改修前]

幅広すべり台 [改修後] After

幅広すべり台 [改修後]

改修(長寿命化)の事例

Data

大阪府営 服部緑地
タコのすべり台他 改修

第34回 都市公園等コンクール 材料・工法・施工部門
一般社団法人日本公園緑地協会会長賞受賞

  • 施主:大阪府 池田土木事務所
  • 設計:株式会社ニュージェック
  • 改修完了:平成30年3月
  • 所在地:大阪府 豊中市 服部緑地1-1
  • アクセス:阪急電鉄(宝塚線)『曽根駅』より徒歩20分

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